2022年05月05日

会員(岩淵祐一さん)からのお便り

会員の岩淵祐一さん(昭和48年文卒)は、この3月に岩淵さんが中心となって旧和辻哲郎邸で美術展を開催しました。このほど、この報告としてお便りが寄せられましたので、以下にご紹介します。なお、この美術展は鎌倉市との共催で、当会も鎌倉朝日新聞社等と共に後援しています。

                           鎌倉稲門会幹事長 小林敏二

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皆さん 旧和辻邸での展覧会には鎌倉稲門会からも大勢の方に観にこられ、誠にありがとうございました。

初日には松尾鎌倉市長をお見えになり、盛況裡に無事終了。

早大ウインドサーフィン部の地元部員も鎌倉稲門会に入会したいとの話を聞いています。

さて、この鎌倉市共催若手アーティスト支援展覧会のカタログ「湘南の陰影」を私が編集、小林敏二氏に撮影協力を頂き、小口出版「鎌倉日記制作委員会」で発行出版いたしました。鎌倉中央図書館二階「郷土資料コーナー」などで観ることが出来ます。ぜひご覧ください。

なお、お陰さまで私は村田佳代子代表と上野憲一氏のご推薦で4月24日に行われた鎌倉美術連盟総会にて、正式に鎌倉美術連盟個人会員にご推挙いただきましたので、お知らせ申しあげます。(登録事務今後)

今回の美術連盟個人会員へのご推挙は一般的に絵画の出来というより、まず、私の「絵画のそぶり」という新機軸への「作家」としての完成度、出来栄えを問われる事でしたが、幸にも皆さまのご理解共感をいただくことができ、光栄であり、感無量です。

この鎌倉美術連盟は鎌倉にある美術団体の連盟です。つまり、私は一人美術団体「岩渕祐一」で、代表美術家「岩渕祐一」となりました。

皆さま、今後ともよろしくお願い申しあげます。

湘南の陰影完成版 (2).jpg 湘南の陰影second2 (1).jpg 湘南の陰影完成版5 (1).jpg←クリックしてください

                                      岩渕祐一

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2022年05月03日

地引き網中止のお詫びと予備日の7日開催中止のお知らせ

鎌倉稲門会会員の皆様へ

  5月3日(火)の地引き網は、天候に恵まれ、150人近い方にお集りいただきました。

船が出航し、どれだけ魚がかかるのか期待しつつ、皆さん砂浜でくつろいでいらしたのですが、船の網が海底のゴミに引っかかって外せないという予想外の事態が生じ、漁師さんと協議のうえ、やむを得ず中止という判断となりました。

早くからお集まりいただいたのに申し訳ありませんでした。

なお、予備日を5月7日(土)としておりましたが、参加希望者が少ないため、こちらも中止することになりました。

時期を改めて、皆様とご相談のうえ、秋または来年春に改めて企画をすることとなりました。

今後ともよろしくお願いいたします。


                                     事務局

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2022年04月15日

第58回「りんどう句会」(メール句会)報告

58回「りんどう句会」(メール句会)報告

2022328日(月)投句、202244日(月)選句締切り)

58回句会は、先月に引き続きコロナ感染者数下げ止まりの状況に鑑みて、メール方式で実施しました。出句数は12名×3=36句(選句は13名)。

当月の兼題は千葉ふみこさん出題の「ぶらんこ」。中国の北方民族に、寒食の節(冬至後百五日目)に鞦韆(しゅうせん。遊具の「ぶらんこ」のこと)に乗って春の神を呼ぶという風習があり、それが我が国では春の遊びの季語として広まったと言われています。映画「生きる」の志村喬のぶらんこのシーンは、当時小学生だった私にもとても強烈な印象を残しました。今回も藪野詠子さんがその思い出の句を詠まれており、皆さんの共感を得ています。

最高得点は千葉ふみこさんの句。新しい口紅を買ったのに思うように外出もできないまま、三度目の春を迎えてしまったというもどかしさを詠まれており、大多数の方の点を獲得しました。

次回425日(月)開催の59回句会は、感染対策に十分留意しながら久しぶりに会場に集合してリアル句会で行う予定です。兼題は浜崎かづきさん出題の「しゃぼん玉」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。当句会への新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。楽しいですよ。是非一度覗いてみて下さい。

    (今月の高得点句:3点以上。原句のまま。氏名は俳号)

        11点句:封切らぬ口紅の有り春三たび       千葉ふみこ

        5点句:春の月無灯のホテル闇に浮く       福田くにもと

            三十路過ぐ娘の慶事桜咲く        北村拓水

        4点句:ぶらんこや映画「生きる」のラストシーン  藪野詠子

               幼顔のこす笑顔や卒業子          田村昌恵

        3点句:寝足りたる猫また眠る春炬燵         福田くにもと

             公転を促すごとく地虫出づ         吉崎明光

                                   (吉崎明光記)


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2022年04月04日

地引網のご案内

鎌倉稲門会会員の皆様
         地引網のご案内
当会の地引網は2年連続して実施できませんでしたが、今年こそはとの思いで、添付チラシの通り企画しました。
今後コロナの状況によってはやむなく中止する場合もありますが、実施できることを願い、皆様大勢の方々の参加申込をお待ちします。
実施日は5月3日(火・祝)、天候不良の場合は5月7日(土)に延期です。
会場は、江ノ電「長谷駅」下車徒歩5分、坂ノ下海岸です。
4月25日までにE-MailまたはFaxでお申し込みください。

    チラシ改.pdf 地引網参加申込書.xlsx ← クリックしてください
                                  鎌倉稲門会 事務局

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2022年04月02日

「サロン・ド・ワセダ」定例化のお知らせ

鎌倉稲門会会員の皆様へ
「サロン・ド・ワセダ」を定例化に戻します
「サロン・ド・ワセダ」はコロナ禍の中、オープンとクローズを繰り返してきましたが、4月から定例化に戻すことになりました。

2月と10月を除く毎月第2水曜日、鎌倉駅東口前「鯉之助」で午後5時から7時までです。
なお、コロナ感染防止対策上、三密回避、マスク飲食、手指消毒などを励行していただくほか、大声、放歌高吟等はお控えくださるようお願いします。

また、「緊急事態宣言」「蔓延防止等重点措置」が発出された場合、その他オープンが不適切と判断された場合は、クローズすることもありますが、その際は本欄で事前にお知らせします。                                   
                                    事務局

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2022年03月21日

「第5回鎌倉歴史散策」報告記

鎌倉歴史散策

北條義時ゆかりの地を訪問

 313日(日)、汗ばむ陽気の中、鎌倉歴史散策が無事開催されました。今回は、NHKで放映中の大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」の主人公、北條義時ゆかりの地を訪ねる散策で、会員の草間久美さん(昭和60年文学部卒)が講師を勤めて下さいました。

参加者は草間さんを含めて41名。鎌倉生涯学習センターでの座学の後、940分にスタートし、鎌倉八幡宮を抜けて、源頼朝の墓所を階段下から仰ぎ、隣にある北条義時法華堂跡地へ。現在は、法華堂跡が杭とロープで表示されているだけですが、しばし当時を忍び、北條義時が建立した薬師堂が起源と言われる覚園寺へと向かいました。

覚園寺では、早稲田大学の交友でもあるご住職がご案内にたち、ユーモアを交えてご説明下さり、熱心に質問する参加者もいらっしゃいました。さらに今回は特別に、代々のご住職の墓所にも案内していただきました。

2019年に、女性の会で覚園寺を訪問した際は、お弁当をとって食事も楽しんだのですが、今回は、コロナ禍ということもあり、食事は無しで12時に解散となりました。


DSC_8122.JPG DSC_8123.JPG DSC_8126.JPG ←クリックすると拡大します         座学風景         義時法華堂跡   宝治合戦で敗れた三浦泰村の墓


DSC_8134.JPG      DSC_8133.JPG 

ご住職から境内の案内・説明を受ける  参加者は41名  

                        (文:大久保真由美、写真:小林敏二)

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2022年03月18日

稲門祭記念品ご購入御礼・福引結果

2020年度・2021年度 稲門祭記念品ご購入御礼・福引結果


鎌倉稲門会会員の皆様におかれては、益々ご壮健のことと存じます。


さてご存じのように稲門祭はコロナの影響により2020年度は中止、2021年度はリモート開催となりました。

それに伴い2020年度の福引は延期となり、2021年度のリモート抽選会において2年分の福引券を投函して実行委員会本部にて抽選を実施しました。大変遅くなりましたが、以下 ご報告申し上げます。


1.記念品ご購入状況

2020年度 16名のご購入−総額96,000円(福引券48枚)

2021年度 26名のご購入−総額176,000円(福引券88枚)

(参考)2019年度 購入総額 188,000

  この収益は全額〈校友会奨学金〉となり、現役学生の支援に使われます。

  あたたかいご協力、心より感謝申し上げます。


2.福引抽選結果

2年分の福引券136枚は実行委員会本部宛に郵送、稲門祭当日厳正な抽選が実施されました。

その結果、トップ賞たる《稲門賞》5本は残念ながら当会からの当選者は皆無でしたが、《職域・ふるさと賞》に5名の会員が当選し、食品詰め合わせ等がそれぞれ送付されました。


3.2022年度 記念品購入のお願い

今年の稲門祭は来たる1023日(日)に開催される予定です。今年こそ3年ぶりのリアル開催ができるよう願うばかりですが、今回も会員の皆様におかれては記念品の積極的購入をお願い申し上げます。

詳細が決定しましたら、改めて当HP上にてお知らせします。

                                                                                                             以上


                     (稲門祭実行委員/田中 實・伊藤 真)



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2022年03月15日

第57回「りんどう句会」(メール句会)報告

<第57回「りんどう句会」(メール句会)報告

2022228日(月)投句、202237日(月)選句締切り)> 

 第57回句会は、オミクロン株感染者数高止まりの状況に鑑みて、先月に引き続いて   メール句会を実施しました。出句数は12名×3=36句。

当月の兼題は田村昌恵さん出題の「余寒」。暦の上では寒が明けて春を迎えたものの、冬の寒さがまだあとを引いている感じをいいます。高浜虚子に「鎌倉をおどろかしたる余寒あり」という句もあります。

今回も、下記の高得点句のように、「余寒」の本意を的確に詠み込んだ多くの佳句が寄せられました。

328日(月)開催の58回句会も、現情勢下、メール句会で行います。328日(月)投句締切り。兼題は千葉ふみこさん出題の「ぶらんこ」。

中国の北方民族に、寒食の節(冬至後百五日目)に鞦韆(しゅうせん。遊具の「ぶらんこ」のこと)に乗って春の神を呼ぶという風習があり、それが春の遊びの季語として広まったと言われています。「鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし」(三橋鷹女)という、情念の溢れた句もあります。皆さんからの思い切った発想の佳句を楽しみにしています。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

 当句会への新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています。


(今月の高得点句:3点以上。原句を一部修正。氏名は俳号)

        7点句:ふくよかな巫女も震へる余寒かな      手島廉雲

        4点句:雛の家色とりどりの靴溢れ         浜崎かづき

        コロナ禍に家居の日々や春虚し       高吉よしえ

        枝先もほんのり紅く春の風         藪野詠子

        3点句大仏の御手より余寒人里へ         田村昌恵                    

             夕景の富士くつきりと余寒あり          藪野詠子

        湯の滾る茶室の隅の余寒かな           鈴木金平

        今年また逢えましたねと雛飾る        藪野詠子

        亀鳴くや頼朝偲ぶ源氏池           福田くにもと

            行く人の見上げる先に花つぼみ          手島廉雲


                           (吉崎明光記)
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2022年03月07日

「蔵と現代美術展」のご案内

鎌倉稲門会会員の皆様

会員の岩淵祐一(S52文学卒)さんは、美術活動をされていますが、岩淵さんが役員をされている会が美術展を開催することとなり、このほどこのご案内が送られてきました。
鎌倉市との共催、鎌倉稲門会も後援しています。
当会会員の皆様にもご鑑賞いただきたくご案内します。
会期は3月24日(木)から27日(日)まで、会場は「鎌倉市川喜田映画記念館」に付設の「旧和辻哲郎邸」です。
尚、通常は旧和辻哲郎邸に入ることはできませんが、この美術展の開催期間中は自由に入場、見学ができます。

  旧和辻哲郎展DM 1.jpg 旧和辻哲郎邸展DM 2.jpgクリックすると拡大します。

                                        (副会長・幹事長 小林 敏二)



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2022年03月03日

第56回「りんどう句会」報告

56回「りんどう句会」(メール句会)報告

2022131日(月)投句、202127日(月)選句締切り)>

56回句会は、オミクロン株急拡大の状況に鑑みて、リアル句会の予定をメール句会(一部、郵便)に変更して実施しました。出句数は12名×3=36句。

当月の兼題は高吉よしえさん出題の「初夢」。句会開催時期は例年1月末なので、新年の季語を詠む機会を得たいとして、出題いただいたものです。

多くの佳句が寄せられましたが、例えば、下記の手島廉雲さんの句のように、長年の仕事人生が脳内に刷り込まれてしまっている我々にとっては、若干のペーソスも感じられ、大いに共感を呼びますなど、皆さん、今回は1月を通じて楽しい初夢を楽しむことができたと思います。

ただ、1月は非常に哀しいことがありました。お正月明け早々に、当句会の立上げにも多大なご尽力をいただいた、大切な句友の上野尚博さんの訃報に接したことです。句会では、長年、バードウォッチングの会の代表としても活躍された上野さんならではの、ご専門の鳥に関する句を詠まれることも多く、その鳥の写真を回覧しながら詳しく説明していただく場面も多々ありました。最早そのような楽しい機会が失われたことがまだ現実として実感が湧いていません。

下記の藪野詠子さんの句など、上野さんの追悼句もいくつか詠まれましたが、当句会では改めて、リアル句会が開催できるようになった際に、上野さんを偲んで、鳥に因んだ句を詠んだ追悼句会を開催する予定にしています。

57回句会は、228日(月)投句締切り。兼題は田村昌恵さん出題の「余寒」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

 当句会への新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています。


    (今月の高得点句:3点以上。原句のまま。氏名は俳号)

       8点句:天国がそこにありそな初茜     藪野詠子

       5点句:初夢や舞台は会社今もなほ   手島簾雲

       雪だるま子のある家に一つづつ  田村昌恵

       4点句:初夢を語る幼の頬紅く     千葉ふみこ

           まつさらの空や母娘の羽子の音  吉崎明光

           西窓の初富士などか神さぶる   前川たく

       3点句園庭に笑顔弾ける初氷      千葉ふみこ

           棒のごと喉元過ぐる寒の水    浜崎かづき

           家解かれ更地に雪の降り積る   高吉よしえ

           句友逝く鳥詠む名句冬薔薇    北村拓水

                        (吉崎明光記)


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