2020年07月17日

第37回「りんどう句会」(ネット句会)報告


<第37回「りんどう句会」(ネット句会)報告

202062⒐日(月)投句、同7月⒍日(月)選句締切り)>

 第37回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。今回も15名全員参加の各3句、合計45句の出句がありました。

当月の兼題は山田伸子さん出題の「夕焼」。俳句では「ゆやけ」とも読みます。また、季語には送り仮名の「け」は付けません。夏の夕焼は特に荘厳で美しいので夏の季語となっています。今回は大規模な夕焼を飽かずに眺めながら、懐旧の思いに浸るひとときを詠んだ佳句が多かったようです。

なお、次回もネット句会を開催します。⒎月27日(月)投句締切りで、兼題は小川求さん出題の「時鳥(ほととぎす)」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

 新型コロナウイルス感染拡大の猛威はまだまだ予断を許さない状況のようです。句会は本来であれば座の文芸として一堂に会して行うものですが、このような環境下では、ネット句会という方法も利用できます。少なくても年内いっぱいはネット句会で対応せざるを得ない状況ですが、新規入会あるいは体験参加希望の方は、玉縄事務所あてメールでお問い合わせください。

(今月の高得点句:3点以上、一部添削後。氏名は俳号)

  6点句  黄金の夕日まとひて麦実る      千葉ふみこ

  5点句  大夕焼遊子に帰る里はなし      鈴木金平  

   山影のはめ絵のごとき代田かな    前川たく

  4点句  遠山に火を点けたるか夕焼雲     前川たく

   巡礼の靴の傷みや夕焼空       千葉ふみこ

       優曇華や築百年の黒柱        浜崎かづき

        麦笛や父の十八番は赤とんぼ     鈴木金平      

  3点句  マサイマラ国立保護区夕焼けて    小川求

      夏帽や枯るるを拒む軟派魂      鈴木金平

      梅雨寒や友の訃報に天仰ぐ      千葉ふみこ

          

                          (吉崎明光記)

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2020年06月08日

第36回「りんどう句会」(ネット句会)報告

<第36回「りんどう句会」(ネット句会)報告

2020525日(月)投句、同61日(月)選句締め切り)>


 第36回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。今回も15名全員参加の各3句、合計45句の出句がありました。

当月の兼題は鈴木聰さん出題の「風薫る」。コロナ禍のため、最も季節のいいこの時期に外出を控えざるを得ず、薫風を肌で実感する機会も少なかったのですが、俳句は想像の世界も詠めます。今までの経験などを活かした句もたくさん寄せられました。

なお、次回もネット句会を開催します。629日(月)締め切りで、兼題は山田伸子さん出題の「夕焼」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。


 なお、当句会は20176月に発足し、順調に活動を続けてきました。本来であれば、3周年記念の懇親会を盛大に開催したいところですが、時節柄、しばらくは自重の月日を過ごさざるを得ないようです。しかし、句会はネットを利用し、たゆまず、毎月着実に継続していきます。新規入会あるいは見学希望の方は、玉縄事務所あてメールでお問い合わせください。

  (今月の高得点句:3点以上、原句のまま。氏名は俳号)

    6点句 街角にパン焼くにほひ風薫る     浜崎かづき

     薫風にヨット弾むや相模湾      上野なをひろ  

      樟若葉古き校舎を包む程       高吉よしえ

    5点句 薫風や曽孫できたと洟垂れが     鈴木金平

    4点句 無伴奏チェロ組曲や牡丹咲き     山田伸子

         滑川瀬音に混じる河鹿笛       福田くにもと

         夏めくや小手をかざして信号機    浜崎かづき      

    3点句 莢豌豆厨に母の白き指        鈴木金平

         記念日や罪滅ぼしの柏餅       前川たく

        新緑をワルツに乗せて谷戸の風     北村拓水

        見るかぎり息吹湧き立つ若緑      鈴木金平

       藪に咲き忍冬の花にごりなし      小川 求

      

                          (吉崎明光記)

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2020年05月18日

第35回「りんどう句会」(ネット句会)報告

第35回「りんどう句会」(ネット句会)報告

20204月⒉7日(月)投句、同54日(月)選句締め切り)

 今回も第35回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。前回に続き、15名全員に各々3句ずつ出句いただきました。

当月の兼題は北村拓水さん出題の「春惜しむ」。過ぎゆく春への思いをひとしお感じさせる、やや主情的な季語のため詠み方が難しく、下記高得点句一覧を見ても佳句が少なかったように思われます。

なお、次回もネット句会を開催します。525日(月)締め切りで、兼題は鈴木聰さん出題の「風薫る」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。新規入会あるいは見学希望の方は、玉縄事務所あてメールでお問い合わせください。

   (今月の高得点句:3点以上、原句のまま。氏名は俳号)

    8点句 丘の上たんぽぽの先相模湾      鈴木 聰

    6点句 寡黙なる日や大根の花明り      小川 求  

    5点句 しやりしやりと包丁を研ぎ春惜しむ  小川 求

       4点句 今頃は奈良にいたはず八重桜     田村昌恵

    校庭に愛でる人無く桜散る      北村拓水

        水切りし石つと沈む春の海      前川たく

        門口に忌中とありて白木蓮      吉崎明光      

       桜蘂ふる堪忍の家居かな       小川 求

       をさな児のあやふき一歩青き踏む   浜崎かづき

       人気なき街縦横に燕飛ぶ       高吉よしえ

        3点句 水面染む桜蘂降る源氏池         福田くにもと

       江の島を抱いて光る春の海      手島廉雲

       惜春や老舗「辨松」閉店す      前川たく

       人気なき伊豆の山葵田春清水     上野なをひろ

      

                                   (吉崎明光記)

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2020年04月08日

第34回「りんどう句会」(ネット句会)報告

               第34回「りんどう句会」(ネット句会)報告
                 2020330日(月)投句、4月5日(日)選句締切)

 今回も玉縄事務所における句会開催はできませんでしたが、第34回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。前回に続き、15名全員に各々3句ずつ出句いただきました。

当月の兼題は藪野詠子さん出題の「山笑ふ」。樹々が芽吹き、花も咲き始め、生気に満ちた感じの春の山の様子をいいます。新型コロナウイルスの感染拡大で閉塞感漂うこのような時だからこそ明るい雰囲気の季語をという出題者の願い通りに、今回も佳句がたくさん寄せられました。下記に今回の高得点句を紹介します(3点以上、一部修正・添削後。氏名は俳号)。

 なお、次回もネット句会を開催します。427日(月)投句締切で、兼題は北村拓水さん出題の「春惜しむ(惜春)」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。新規入会あるいは投句希望の方は、玉縄事務所宛メールで連絡・お問い合わせ下さい)。


   11点句 ペダル漕ぐ子ら江の島へ風光る             田村昌恵

    8点句 巣立つ子の涙(なだ)や離島の山笑ふ 吉崎明光

    8点句 春燈やあす退院の本包み        小川 求

    7点句 行く春や歯抜けの河馬の大あくび   浜崎かづき

     5点句  野菜積むペダルの軽き春の風     山田伸子

    4点句 山笑ふお洒落百まで生き甲斐ぞ    鈴木金平

    4点句 倒れ伏す樹に今生の花明り      小川 求

    3点句 まだまだと力む八十路や山笑ふ           鈴木金平

      

                          (吉崎明光記)



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2020年03月13日

第33回りんどう句会(ネット句会)報告

       <第33回「りんどう句会」(ネット句会)報告

202031日(月)投句、同7日(土)選句締切)>



224日(月)に実施予定だった玉縄事務所における句会は取止めたものの、第33回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。今回から新規に入会した会員1名を含め、15名全員が出句、投句と選句の締切も全員が厳守され、無事、初めてのネット句会を開催することができました。

当月の兼題は鈴木金平さん出題の「水温む(みずぬるむ)」。寒さが去って、河川や湖沼の水が暖かくなるさまをいいます。春暖の水辺の風光を詠んだり、そこに、やっと春になったという季節感を託した句が多いようです。下記に今回の高得点句を紹介します(3点以上、一部修正・添削後。氏名は俳号)。

 なお、次回予定していた330日(月)の第34回りんどう句会も、玉縄事務所への集合は不可能のため、今回同様、ネット句会を実施します。兼題は藪野詠子さん出題の「山笑ふ」。このような時だからこそ明るい雰囲気の季語をという出題者の願いです。投句締切は330日(月)。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

新規入会あるいは投句希望の方は、玉縄事務所宛メールで連絡・お問い合わせ下さい)。


    9点:負け凧の脚へらへらと落ちにけり    浜崎かづき

9点:ベランダの鉢の出し入れ日脚伸ぶ    福田くにもと

7点:雅なる雛の飾のヒエラルキー      山田伸子

   6点:お待たせととどく手摘みの蕗の薹    田村昌恵    

   5点:ミシン踏む音のしてゐる春障子     小川求

   5点:ほの香るえびらの梅や能楽堂      前川たく

   4点:一団の厚底靴や水温む          吉崎明光

   4点:水温む米研ぐ日々に少しずつ      鈴木聰

   3点:その声の古き記憶や水温む       山田伸子

   3点:友眠る北のまほろば鶴帰る       吉崎明光

      

                             (吉崎明光記)



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2020年02月03日

第32回「りんどう句会」報告

32回「りんどう句会」報告  (2020年1月27日(月)開催)

 当日は夕刻からの降雪予報もあり、生憎の天候となりましたが、欠席投句2名分を含めて14名全員が出句、無事「初句会」を開催することができました。句会終了後は、ホテルメッツ大船の1階レストランで恒例の新年会の楽しいひとときを過ごしました。

当月の兼題は前川たくさん出題の「虎落笛(もがりぶえ)」。寒く、風の強い日に、庭の竹垣や立木、家、電線、鉄塔など、さまざまなものに激しい風があたってヒューヒューと笛のような音を立てることをいいます。冬の寒さを表す季語として、多くの句会で好まれて出題されています。下記に当日の高得点句を紹介します(3点以上、一部修正・添削後。氏名は俳号)。

 次回は224日(月)に開催予定(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は鈴木金平さん出題の「水温む」。俳句は季節を先取りするものです。立春を過ぎれば原則春の季語。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

まだまだ新会員募集中です。俳句は季節感をより深く味わうことができます。ぜひご一緒に句会を楽しみませんか。ご連絡・お問い合わせをお待ちしております(玉縄事務所宛メールでお願いします)。

        7点:おさがりも程よく似合ふ春小袖     浜崎かづき

6点:両の手に包む湯呑や春を待つ      吉崎明光

5点:枯木立風待つ鳶のシルエット      田村昌恵

   4点:先づ祈るジビエ料理の忘年会      前川たく    

   3点:谷により音色の違ふ虎落笛       福田くにもと

   3点:渋谷とは今知らぬ街初御空       田村昌恵

   3点:「荒ぶる」で開く初春の扉かな     小川求

   3点:日脚伸ぶ沓脱石に日のなごり      小川求

                                   (吉崎明光記)

  
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2020年01月16日

第31回「りんどう句会」報告

<第31回「りんどう句会」報告(20191223日(月)開催)>

 今回は一年の締めくくり、14名全員の出席を得て「納め句座」を賑やかに開催しました。出句数はいつも通り14名×3句の合計42句。12月の兼題は福田くにもとさん出題の「帰り花」。

小春日和の頃、春に咲く草木が季節外れの花をつけることがあります。主に桜についていいますが、ツツジやヤマブキ、タンポポなどにもみられます。人生になぞらえて、「帰り花」の本意を活かした俳句も多く詠まれています。下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部修正・添削後。氏名は俳号)。

 次回は原則通り、最終週の月曜日、127日に開催します(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は前川たくさん出題の「虎落笛(もがりぶえ)」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句を出句。句会終了後に新年会を予定。

まだまだ新会員募集中です。新年を迎えて、俳句でもやってみようかと思う方、ぜひご一緒に句会を楽しみませんか。ご連絡・お問い合わせをお待ちしております(玉縄事務所宛)。

        6点:口切の茶事終へ帯を解く茶の間     千葉ふみこ

4点:戻り来てつと確かむる帰り花      高吉よしえ

4点:病室の友へ写メール帰り花       吉崎明光

   4点:壁の弾痕クリスマスマーケット     吉崎明光    

   4点:行く年や砂漠緑に変へし人       藪野詠子

   4点:円覚寺の塔頭煙る落葉焚        上野なをひろ

   4点:悼中村哲氏

一隅を照らす大きな冬の月        小川求

   3点:花好きの妹の命か返り花        上野なをひろ

   3点:着ぶくれて着ぶくれ犬と遊びけり    田村昌恵

   3点:煤逃げで混み合っている理髪店     浜崎かづき

   3点:黒豆も母のレシピや半世紀       田村昌恵

                                 (吉崎明光記)

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2019年12月02日

第30回「りんどう句会」報告

<第30回「りんどう句会」報告(20191125日(月)開催)>


 今回は13名の出席+欠席投句1名で、出句数はいつも通り14名×3句の合計42句。11月の兼題は浜崎かづきさん出題の「小春」。

小春は、立冬を過ぎて日ごとに寒さが加わってくる中にも、よく晴れて風も穏やかな日和が続く時候をいい、ほんのひと時の暖かい日々を、可愛い春のようだと表現したもの。その中の一日を「小春日」といい、「小春日和」「小春風」「小春凪」「寺小春」など、使い方は幅広い。

下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部修正・添削後。氏名は俳号)。

 次回は年末のため、1週繰上げて1223日(月)開催予定(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は福田くにもとさん出題の「帰り花」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句を出句。

現在、参加者は14名でほぼ定着していますが、有難いことに本欄の愛読者もいらっしゃるようです。まだまだ新会員募集中ですので、ぜひご一緒に俳句を楽しみませんか。ご連絡・お問い合わせをお待ちしております(玉縄事務所宛)。


    10点:ふと命惜しくなりたる小春かな      小川求

7点:国持たぬ民の祈りや寒昴         小川求 

   5点:湯の宿の頬に冷たし朝戸風        前川たく    

   4点:小春日や母の書付捨て難く        鈴木聰

   4点:蟷螂の斧の空しや鵙の贄         上野なをひろ

   3点:小春日や共寝の猫の長欠伸        福田くにもと

   3点:小春日や欠伸の猫と目を合せ       浜崎かづき

   3点:小春日やはや居眠りの夫老いぬ      高吉よしえ

   3点:「お待たせ」と外すショールのいつもの香 吉崎明光

   3点:朝焼を切り取る冬の格子窓        千葉ふみこ

    

                          (吉崎明光記)  

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2019年11月03日

第29回「りんどう句会」報告

<第29回「りんどう句会」報告(20191028日(月)開催)>

 今回も14名全員の出席で出句数は、14名×3句の合計42句。10月の兼題は千葉ふみこさん出題の「紅葉」。

春の「桜」と並んで、代表的な秋の季語です。それだけに、どれほど多くの句が過去に詠まれてきたか、そのなかで類想類句に陥らずに、いかに作者の独自性を一句に込められるか、という意味では結構難しい季語となります。

下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。

 次回は1125日(月)開催(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は浜崎かづきさん出題の「小春」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句を出句。

 現在、参加者は14名でほぼ定着していますが、まだまだ新会員募集中です。俳句に少しでもご興味のある方は、是非お問い合わせ下さい(玉縄事務所宛)。

       9点:赤い羽根胸に小さき免罪符      浜崎かづき

8点:つくづくと河多き国秋出水      小川求 

  8点:嵐去り洗濯竿に秋あかね       藪野詠子    

  5点:草の実を付けて隣家の犬帰る     高吉よしえ

  4点:地に落ちし木の実の宿す夢あまた   福田くにもと

  3点:思ひ出に紅葉ひとひら持ち帰る    高吉よしえ

  3点:色づきし満天星紅葉夕陽さす     藪野詠子

  3点:まっしぐら駆けたし尾瀬の草紅葉   千葉ふみこ

  3点:穂をたれし稲濁流に言葉無し     千葉ふみこ

    

                          (吉崎明光記)

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2019年10月19日

第28回「りんどう句会」報告

<第28回「りんどう句会」報告(2019930日(月)開催)>

 今回は14名の出席、出句数は、14名×3句の合計42句。9月の兼題は田村昌恵さん出題の「月見」。

多忙な日常生活のなかで、仲秋の名月をゆっくり眺めて賞するひとときを意識して持っていたいですね。傍題は、月祭る、月の宴、月見酒、月見団子、月見舟など月見にまつわる言葉がたくさんあります。それぞれの月見に馳せる思いを込めて多くの佳句が寄せられました。

下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。

 次回は1028日(月)の開催(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は千葉ふみこさん出題の「紅葉」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句を出句。

    5点:化粧濃き声高の()ら秋暑し      前川たく

5点:絵付する陶芸の庭萩の風       田村昌恵  

  4点:人よりもやはりうさぎが似合ふ月   高吉よしえ     

  4点:老舗の名探す銀座に秋日射      田村昌恵

  4点:浅間山噴煙染むる秋夕焼       福田くにもと

  4点:鬼女舞ふよ風立ち騒ぐ芒原      鈴木金平

  3点:摩天楼のホテルの窓の月見かな    前川たく

  3点:風吹いて右往左往の芋の露      浜崎かづき

  3点:虫の音に歩を留めたる宿の庭     福田くにもと

  3点:チェロの音は風を奏でて賢治の忌   吉崎明光

  3点:墓参り兄の化身か秋の蝶       北村拓水

  3点:フランスにトリュフ日本に今年米   小川求

  3点:秋鯖や塩振るママの割烹着      吉崎明光

  

         (吉崎明光記)




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2019年09月03日

第27回りんどう句会の報告

<第27回「りんどう句会」報告(2019826日(月)開催)>



 今回は13名の出席、出句数は、欠席投句も含めて14名×3句の合計42句。

8月の兼題は高吉よしえさん出題の「蚊帳」(夏の季語)。

今は蚊帳を利用する機会はほぼ皆無と思われますが、皆さん、子供のころのさまざまな思い出を懐かしみながら、一句に仕立て上げていました。下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。


 次回は930日(月)の開催(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。

兼題は田村昌恵さん出題の「月見」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句を出句。



     6点:腹掛の座敷童子も蚊帳にをり     吉崎明光

6点:みどり児のつかまり立ちや敗戦忌   小川 求  

  6点:ひと夏を鳴き切つたるや骸あり    鈴木金平

  4点:大蚊帳や五人家族でありし頃     浜崎かづき     

  4点:盆用意父せしやうに鎌研いで     小川 求

  4点:おみくじを結ぶ指先おにやんま    千葉ふみこ

  3点:蚊帳まとひ泳ぐ真似ごとせしことも  前川たく

  3点:住む町のホテルに夏の旅気分     前川たく

  3点:秋蝉の短く鳴いて落ちにけり     浜崎かづき

  3点:旧友は故郷動かず盆踊        吉崎明光

  3点:送火の消えて思ひを断ちにけり    浜崎かづき

  3点:小さき手をこわそに伸ばす庭花火   前川たく

  

         (吉崎明光記)




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2019年08月02日

第26回りんどう句会報告

<第26回「りんどう句会」報告2019年7月29日(月)開催)>


 今回は14名の出席、出句数は、参加者14名×3句の合計42句。

7月の兼題は上野なをひろさん出題の「蝉」あるいは「蜻蛉」(初秋の季語)。

今年は例年よりかなり遅い梅雨明けでしたが、一気に酷暑となり、にぎやかな蝉の声を耳にし、姿を目にするようになりました。空蝉もあちこちに散らばっています。かと思えば、早くも蜻蛉の姿も。

鎌倉に住む皆さんの日常生活から、あるいは幼き頃の思い出、ふるさとへの郷愁等々、多方面からの句が寄せられました。下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。

 次回は8月26日(月)の開催(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は高吉よしえさん出題の「蚊帳」。立秋後は基本的に初秋の季語を詠みますが、「蚊帳」は夏の季語。しかし、句会の時期の現実的な季節感覚として良しとしました(兼題1句と当季雑詠2句の合計3句)。


    8点:昼下がり駒指す音と蝉の声      田村昌恵

5点:蝉を追ふ兄を追ふ我遠き日々     高吉よしえ  

  5点:辺野古なほ埋め立て続き花梯梧    千葉ふみこ

  4点:初蝉のリズムに合はせ米を研ぐ    千葉ふみこ     

  4点:高原の風の調べや群れ蜻蛉      吉崎明光

  4点:唐金の風鈴小気味よき蕎麦屋     吉崎明光

  4点:簾下げ無防備でゐる風呂上り     前川たく

  4点:あの虹の先に故郷雨あがる      浜崎かづき

  3点:松籟の途切れに響く蝉時雨      福田くにもと

  3点:塾の子のお守り揺れて夏休み     山田伸子

  3点:戻り梅雨猫は窓辺のインテリア    上野なをひろ

  3点:手放せし車恋しき炎暑かな      田村昌恵

  3点:梅雨晴間微笑む叔母は百五歳     薮野詠子

          (吉崎明光記)




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2019年06月30日

「第25回りんどう句会」報告

第25回「りんどう句会」報告(2019年6月24日(月)開催)


20176月に発足後、当会は2周年を迎え、今回で第25回目の句会となりました。

6月の兼題は明光出題の「夏至」。太陽が一年中で最も高く昇る日。昼の長さが眼目です。いわば一年の折り返し点でもあり、その日を境に、太陽は少しずつ衰えはじめます。ヨーロッパでは夏至の祭りが各地で盛んに行われているようですが、日本では梅雨の時期でもあり、「太陽が一年中で最も高く昇る日」といっても生活感覚としてあまり意識されていない感もあります。「夏至」という季語はその意味で「雨を含む」ので「雨の夏至」という表現は如何か、という意見もありましたが、「梅雨晴間」の日もあり、雨の夏至の日を強調するという意味で、深くこだわる必要もないのではと思います。二音でもあり、五七五にどのように盛り込むのか、結構難しい兼題だったかもしれません。

今回は14名の出席、出句数は、参加者14名×3句の合計42句が寄せられました。句会終了後は、大船駅前のホテルのレストランで2周年記念の懇親会兼暑気払いを楽しみました。

下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。

 次回は7月29日(月)の開催(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は上野なをひろさん出題の「蝉」または「蜻蛉」(秋の季語ではありますが、次回開催日は立秋の1週間前の時期なのでよろしいと思います)のどちらか1句を選び、その兼題1句と当季雑詠2句の合計3句を出句。

        9点:イザヤ書を読み返したり雨の夏至   前川たく

   5点:つはものの攻め入りし浜卯波寄す   前川たく  

     5点:逝く人の頬撫づる妻梅雨最中     高吉よしえ

     4点:大宰府に万葉の風令和夏       田村昌恵     

     4点:夏帽子古城の街の石畳        山田伸子

     4点:小屋懸けのほぼ整ひて夏至の浜    高吉よしえ

     4点:半年をボーっと生きて夏至の夕    吉崎明光

     4点:モノレール走る里山落し文      千葉ふみこ

     4点:源平が覇権競はぬ蛍かな       鈴木金平

     3点:万緑に抱かれ地蔵わらべ顔      千葉ふみこ

     3点:紫陽花のブルーに染まる石畳     北村拓水

     3点:故郷は(やま)(もも)の実の熟るる頃      北村拓水

     3点:新種より昔ながらの四葩愛で     高吉よしえ

   (注:四葩(よひら):紫陽花の傍題)

      

                             (吉崎明光記)

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2019年06月01日

第24回「りんどう句会」開催報告

<第24回「りんどう句会」報告(2019527日(月)開催)>


5月の兼題は山田伸子さん出題の「万緑」。夏の生命力が溢れた見渡す限りの緑・・。

中村草田男が「万緑の中や吾子の歯生え初むる」から一般的に使用されるようになった

季語です。

今回は新入会員1名を加えて、出句数は、(参加者12名+欠席投句1名)×3句の合計36句で、多くの佳句が寄せられました。下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。

 次回は624日(月)の開催(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は明光出題の「夏至」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

 句会終了後、暑気払いを兼ねて、発会2周年記念の食事会を行います。


       6点:木漏れ日の揺らぐ水面やみずすまし  福田くにもと

  6点:球を追ふ子の声変りして立夏     吉崎明光  

    4点:万緑のかなたへ消えて寺の鐘     山田伸子

     4点:きらきらと実朝の海夏燕       小川求     

     4点:デコイチの汽笛一声麦の秋      浜崎かづき

     4点:藁燻す父の背(そびら)や初鰹    北村拓水

      3点:羅やひいき力士の髷の撥ね      小川求

    3点:葛切りのこくりと過ぐる白き喉    鈴木金平

    3点:夏燕あつというまの恋でした     鈴木金平

         3点:緑陰や都会の中の喫茶店        戸谷昇子

        

                                (吉崎明光記)

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2019年04月27日

第23回「りんどう句会」報告

<第23回「りんどう句会」報告(2019424日(月)開催)>


4月の兼題は鈴木聰さん出題の「行く春」。惜春の思いを詠嘆する季語です。出句数は、(参加者12名+欠席投句2名)×3句の合計42句。今回も、それぞれの春を惜しむ佳句が寄せられました。下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)

 句会終了後は、句会欠席者2名も駆けつけ、14名全員でお茶会を楽しみました(「ホテルメッツかまくら大船」の白ヤギ珈琲店の個室を貸切で)。

次回は527日(月)の開催(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は山田伸子さん出題の「万緑」。俳句は季節を先取りするので、5月は夏の季語となります。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句です。


      6点:行く春やばつさり捨つる古写真     前川たく

     6点:伸び縮みして遠足の子ら通る     浜崎かづき

     6点:春の雨降るも上がるも知らぬ間に   高吉よしえ

     5点:潮止り浮子も動かず目借時      上野なをひろ     

     4点:鼓の音桜蘂降る古屋敷        千葉ふみこ

     3点:春いくや煩悩の身はそのままに     鈴木金平

    3点:花の下耐へし米寿の慈母在す      山田伸子

    3点:行く春や真の平和を次世代に      戸谷昇子

    3点:崩れ落つる土塀彩るつつじかな     鈴木金平

        

                            (吉崎明光記)

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2019年04月09日

第22回りんどう句会開催報告

<第22回「りんどう句会」報告(2019325日(月)開催)>


3月の兼題は北村拓水さん出題の「蕗の薹」。早春、いち早く山野や庭先、土手など至るところに自生。萌黄色の花芽を見つけると、春の訪れを実感します。ほろ苦く、風味があり、蕗味噌やてんぷらにして味わうことも多いですね。今回も、蕗の薹の特性を生かした佳句がたくさん出句されました。

 次回は最終週の月曜日がゴールデンウイーク最中なので、変則的に424日(水)開催します。(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は鈴木聰さん出題の「行く春」。傍題がたくさんあるので、句の風情によって自由に使用できます。投句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句です。

なお、当月の出句数は、参加者13名+欠席投句1名分の合計42句。うち、高得点句を以下に紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。


   7点:早や八年瓦礫押しのけ蕗の薹      浜崎かづき

  7点:結納のすみし親子の雛納め         戸谷昇子

  6点:春雷や夢の続きへ寝返りす       吉崎明光  

  4点:沈む日の名残りを揺らす春の湖     高吉よしえ

  3点:野地蔵の足下かしづく蕗のたう     福田くにもと

  3点:意志のある如く天向く蕗の花      千葉ふみこ

  3点:お返しの器に添へる蕗の薹       前川たく

  3点:花木五倍子揺らすりすの尾旭朝日浴び  千葉ふみこ

  3点:春茶席母の好みの江戸小紋       田村昌恵

  3点:うろ覚への校歌三番卒業す       浜崎かづき

      

                             (吉崎明光記)




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2019年03月06日

第21回「りんどう句会」報告

<第21回「りんどう句会」報告(2019225日(月)開催)>


 今月の兼題は福田くにもとさん出題の「雪解水(ゆきげみず)」。「雪解(ゆきどけ、ゆきげ)」、「雪解川(ゆきげがわ)」、「雪解風(ゆきげかぜ)」などでも可。鎌倉に住んでいると、なかなかその光景が実感できないかもしれませんが、日本語の美しさを感じる言葉ですね。「雪国や山岳地の積雪が解け始め、川が増水して轟々と響き流れることもある」と角川の俳句歳時記には説明があります。<雪とけて村一ぱいの子どもかな>(小林一茶)、<雪解川名山けづる響かな>(前田普羅)などの名句があります。


 さて今月の参加者は、見学者1名を加えて14名。いつものことながら、選句された句に対する合評の場では笑い声が絶えず、見学の方も句会の雰囲気の良さに驚かれていました。


 次回は325日(月)開催予定(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は北村拓水さん出題の「蕗の薹」。投句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句です。以下、当月の高得点句(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。


     10点:ものの芽の命見極め鍬振るふ      吉崎明光

  8点:大平原くの字くの字の雪解川      前川たく

  7点:梅一輪打ちたて蕎麦に添へて出し     上野なをひろ

  6点:啓蟄や氏神起こす地鎮祭        鈴木金平

  4点:妻が居て何事も無き春炬燵       北村拓水

  3点:雪解や妻の機嫌はなほらぬに      鈴木金平

  3点:丹頂の足元濡らす雪解水        上野なをひろ

  3点:耳遠き夫との日々や春炬燵       高吉よしえ

  3点:畔火立つ火色の先に浅間山       福田くにもと

  3点:兎小屋の藁敷き替へて卒業す      浜崎かづき

    

                        (吉崎明光記)

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2019年01月30日

第20回「りんどう句会」報告

<第20回「りんどう句会」報告(2019128日(月)開催)>

 石川啄木に<いつしかに、正月も過ぎて/わが生活(くらし)が/またもとの道にはまり来たれり>という歌がありますが、1月最後の週、新年の季語「初富士」を兼題として、しばし正月気分に戻り、参加者14名が今年の「初句会」(これも新年の季語)を楽しみました。今回は、入会して日の浅い会員が次々と高得点を得て、皆さん、急速に実力をつけてきていることがうかがえました。句会終了後は大船駅前の居酒屋で、全員参加の新年会で盛り上がりました。

 次回は225日(月)開催予定(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。俳句の世界では立春を過ぎると春の季語で詠みます。兼題は「雪解水(ゆきげみず)、雪解(ゆきどけ)及びその傍題でも可)」。投句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。(注:啄木の歌は三行書ですが、便宜上/で表しました。句読点もそのまま。)


 以下、当月の高得点句(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。

  11点:島影の切り絵に見えて冬茜       北村拓水

  6点:肩寄するわらべ地蔵や梅早し      吉崎明光

  5点:フィニッシュはスカートで取り手毬の子 浜崎かづき

  4点:初富士やただそこにあるありがたさ   山田伸子

  4点:冬日和こくり舟漕ぐ妻がゐて      鈴木金平

  4点:湯豆腐や白さ浮き立つ妻の肌      北村拓水

  4点:亡き友の屋根より冴ゆる寒の月     藪野詠子

  4点:母の歳越えて寒夜のひとり酒      田村昌恵

  3点:テープ切り両の拳を初富士へ      吉崎明光

  3点:初富士のことに大きく見えにけり    浜崎かづき

  3点:初参り祈ぎ事ひとつ加えけり      山田伸子

  

                        (吉崎明光記)

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2019年01月09日

「第19回りんどう句会」報告

<第19回「りんどう句会」報告(20181224日(月)開催)>

 クリスマスイブも何のその、13名の会員が集まり、欠席投句1名も加え、14名×3句の42句が寄せられました。今月の兼題は「柚湯」。柚子風呂、冬至風呂とも言います。年の暮れ、来し方行く末を考えながらゆったり柚湯に浸かる、今では実際どの程度各家庭で行われているかどうかわかりませんが、子供のころの思い出も含めて、季節感を十分味わうことができました。

 なお、次回は128日(月)開催予定(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。俳句の世界では晩冬の時期ですが、当句会は月末近くに開催されるため、月初の季語はなかなか詠む機会がありません。したがって、せっかく新年の季語もたくさんありますので、当季雑詠のなかに、新年を含むことも可としました。兼題は「初富士」。まさに新年の季語です。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句を投句してください。当日は句会終了後、新年会も行います。

 以下、当月の高得点句(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。

  7点:吊り下がる鮟鱇客を竦ませり     山田伸子

  6点:人柄も暮しも見えて納め句座     高吉よしえ

  5点:柚子湯して母と歌ひし武田節     前川たく

  4点:段取りを終へて一息小晦日      千葉ふみこ

  4点:冬至風呂去年は一緒に入りしに    鈴木金平

  4点:相模湾冬日に描く鳶の輪       福田くにもと

  4点:病む人の軒を彩る寒椿        藪野詠子

  3点:国会にシュプレヒコール銀杏散る   田村昌枝

  3点:マスクして物言ひたげなをんなの目  吉崎明光

  3点:おでん煮て家出心の旅支度      戸谷昇子

  

                        (吉崎明光記)




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2018年12月05日

「第18回りんどう句会」報告

<第18回「りんどう句会」報告(20181126日開催)>


 当月の兼題は「冬薔薇(ふゆそうび)」。四季咲きの冬に咲く薔薇のこと。冬枯れの中でぽつんと咲く姿ははかなげです。そのためか全体に寂しげな風情をイメージした句が多かったようです。出席者は11名。他に欠席投句3名で合計14名×3句=42句の出句。

 次回は1224日(月)開催予定(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は「柚湯」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句の投句。

 当月は、皆さんの力が拮抗してきたためか、各人の好み・評価がかなり分散し、3点以上を集めた句は以下の通り6句のみでした(氏名は俳号)。


    6点:愛でる人も無き廃屋の冬薔薇      上野なをひろ

    6点:枯菊や喪中葉書の又一枚       高吉よしえ

    5点:冬薔薇病む身の妻は頬に紅      吉崎明光

    3点:結ひ髪の火影姿や酉の市       吉崎明光

    3点:北風やひと息に乾す屋台酒      前川たく

    3点:鵙鳴くや独り居の米磨ぎをれば    吉崎明光

    

                             (吉崎明光記)



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