2021年06月11日

第48回「りんどう句会」報告

<第48回「りんどう句会」報告(2021531日(月)開催>

 第48回りんどう句会を実施しました。今回は13名参加の各3句、合計39句の出句がありました。

当月の兼題は藪野詠子さん出題の「風薫る」。木々の緑の香りを運ぶ、心地よい風で、夏の季語です。兼題については、日頃の体験や思い出を詠んだ句が多かったようです。互選による得点句は、最高得点12点でした。久し振りの高得点が出ました。その他の句も秀佳句がたくさんあり、初夏の、気持ちも高まる句が多くありました。

次回は、621日(月)開催予定で、兼題は北村拓水出題の「夏木立」です。夏になり、青々と葉が茂った木立を言います。生命力みなぎる日陰は、人々にほっと息をつかせる場所でもあります。

 当句会は、メンバー全員和気あいあいに俳句を楽しんでいます。ご興味のある方は、是非ご一緒に句座を囲みましょう。特にこのような環境下、日常生活に大いに潤いをもたらすこと必定です。

 新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています。

   (今月の高得点句:3点以上。原句を一部修正。氏名は俳号)

    12点句  手作りの織部小鉢に初鰹        田村昌恵

      5点句  新緑や足湯の先の赤き橋        手島簾雲                         

        雨匂ふ夜道を灯す花蜜柑        吉崎明光

        手の甲に受くる試食の花菜漬      前川たく

        翅たたみゆっくり天道虫となる     浜崎かづき

     4点句  糸蜻蛉(とんぼ)かぜのよどみに翅休め 浜崎かづき

     3点句  江ノ島と富士借景に鯉のぼり      田村昌恵 

      エメラルド婚ねぎらひの句と柏餅    前川たく

                                                                                                     (北村拓水記)




posted by 鎌倉稲門会 at 19:59| Comment(0) | ◇俳句の会
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。