2021年05月02日

第47回「りんどう句会」報告

<第47「りんどう句会」報告2021426日(月)開催)> 

 46回りんどう句会を実施しました。今回は13名参加の各3句、合計39句の出句がありました。

当月の兼題は鈴木金平さん出題の「春の夜(はるのよ)」。夜の時間は、夕べ→宵→夜中と深まっていきます。春の夜は朧夜となる事も多く、艶なる趣が満ちます。兼題については、日頃の体験や艶なる思い出を詠んだ句が多かったようです。互選による得点句は、最高得点6点でした。その他の句も秀句、佳句がたくさんあり、春真っ盛りで、気持ちも高まる句が多くありました。

次回は、531日(月)開催予定で、兼題は藪野詠子さん出題の「風薫る」です。木々の緑の香りを運ぶ心地よい風で、夏の季語です。

 当句会は、メンバー全員和気あいあいに俳句を楽しんでいます。ご興味のある方は、是非ご一緒に句座を囲みましょう。特にこのような環境下、日常生活に大いに潤いをもたらすこと必定です。

 新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています。

   (今月の高得点句:3点以上。原句を一部修正。氏名は俳号)

    6点句  山鳩の声間延びせる目借時      上野なをひろ

        幸不幸柩に納め鳥曇         吉崎明光

    5点句  オペラ跳ね余韻を歩く春夜かな    山田伸子                     

        春の夜や愛の讃歌に白ワイン     田村昌恵

        紙風船突かれ叩かれ捨てられて    鈴木金平

        辻風に鏡獅子めく雪柳        前川たく

    4点句  交差点に花束一つ春の夜に      手島簾雲

    3点句  置き土産の夫のハモニカ春の果    山田伸子

        検査終へて医院の庭の白躑躅     北村拓水

    俄雨子猫と宿る寺の門         前川たく

    到来の筍糠も添へられて        高吉よしえ

                                                                                                              (北村拓水記)


posted by 鎌倉稲門会 at 20:40| Comment(0) | ◇俳句の会
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