2021年01月16日

第43回「りんどう句会」(ネット句会)報告

43回「りんどう句会」(ネット句会)報告

20201228日(月)投句、202116日(水)選句締切り)>

 第43回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。今回は13名参加の各3句、合計39句の出句がありました。

当月の兼題は田村昌恵さん出題の「極月」。一年が極まる月の意から来ています。「師走」の慌ただしさとは感じが少し異なります。日常生活を詠んだ句が多かったようです。互選による得点句は、最高得点6点でした。その他の句も秀佳句がたくさんありました。

なお、次回は、125日(月)投句締切りで、兼題は千葉ふみこさん出題の「屠蘇」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

 新型コロナウイルス感染は第三波到来で緊急事態宣言が出ました。各自の自粛と、早期の治療薬・ワクチン承認が待たれます。句会は本来であれば座の文芸として一堂に会して行うものですが、このような環境下ですので、ネット句会という方法で行っています。大きな状況変化がない限り、1月より鎌倉芸術館での開催を予定していましたが、急遽中止とし、ネット句会を継続する事としました新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。

  (今月の高得点句:3点以上。氏名は俳号)

   6点句  消失の城(ぐすく)に冬日あふれをり  千葉ふみこ

       兄も吾も祖母が手縫ひのちやんちやんこ 鈴木金平

   5点句  夫と見し出水の里の鶴千羽       田村昌恵

   4点句  歌留多会女学生のごと母眩し      鈴木金平

       ふくろうの声に驕りを捨てる夜     田村昌恵

       焼芋の湯気の誘惑バス待つ間      吉崎明光

   3点句  極月の急接近や星光る         山田伸子

       極月の街を茶房の窓越しに       吉崎明光

       雪催朝食抜きの検診日         前川たく

       はやぶさの帰還誇らし冬空に      千葉ふみこ

                             (北村拓水記)


posted by 鎌倉稲門会 at 07:02| Comment(0) | ◇俳句の会
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