2020年12月14日

第42回「りんどう句会」(ネット句会)報告

<第42回「りんどう句会」(ネット句会)報告

20201130日(月)投句、同127日(月)選句締切り)>

 第42回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。今回13名参加の各3句、合計39句の出句がありました。

当月の兼題は高吉よしえさん出題の「大根」。冬の季語で、アブラナ科の二年草で主に地下の長大な根を食します。漬物の材料としても欠かせない物です。日常生活での係りを詠んだ句が多かったようです。互選による得点句は、最高得点7点でした。その他の句も秀佳句がたくさんありました。

なお、次回は、1228日(月)投句締切りで、兼題は田村昌恵さん出題の「極月」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

 新型コロナウイルス感染は第三波到来で中々見通せませんが、早期のワクチン承認が待たれます。句会は本来であれば座の文芸として一堂に会して行うものですが、このような環境下ですので、ネット句会という方法で行っています。大きな状況変化がない限り、現時点では来年1月より鎌倉芸術館での開催を予定しています新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。

   (今月の高得点句:3点以上。氏名は俳号)

           7点句  大根の畑の果てや城ケ島       田村昌恵

           角多き路地に山茶花こぼれ咲く    高吉よしえ

       点句  葉裏まで朝日あまねき冬紅葉     吉崎明光

        5点句   軒下に日々に痩せ行く懸け大根    浜崎かづき

        4点句  大根の尻尾はみ出すエコバック    前川たく

         野良猫に野良のプライド冬日和    田村昌恵

       3点句  大根の湯気の向こうに夫(つま)米寿 藪野詠子

         谷戸奥は時雨のほかは音もなし    吉崎明光

         植木屋が来て庭露(あら)は冬ざるる 高吉よしえ

         冬夜空何処にいますか野口さん    田村昌恵

         凩や恩師譲りの酒博奕        鈴木金平

                             (北村拓水記)


posted by 鎌倉稲門会 at 18:52| Comment(0) | ◇俳句の会
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