2020年10月07日

第40回「りんどう句会」(ネット句会)報告

40回「りんどう句会」(ネット句会)報告

2020928日(月)投句、同105日(月)選句締切り)

 第40回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。今回は14名参加の各3句、合計42句の出句がありました。

当月の兼題は吉崎明光さん出題の「台風」。秋の季語で、立春から数えて二百十日二百二十日頃の嵐を言います。その体験談を詠んだ句が多かったようです。互選による得点句は、最高得点10点でした。その他の句も秀佳句がたくさんありました。

なお、次回は、1026日(月)投句締切りで、兼題は上野なをひろさん出題の「菊」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

 新型コロナウイルス感染はやや落ち着いて来た感じですが、まだまだ予断を許さない状況でワクチン開発が待たれます。句会は本来であれば座の文芸として一堂に会して行うものですが、このような環境下ですので、ネット句会という方法で行っています。大きな状況変化がない限り、現時点では来年1月より鎌倉芸術館での開催を予定しています新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。

           (今月の高得点句:3点以上。氏名は俳号)

       10点句  彼岸花畦に火の道あるがごと    上野なをひろ

       6点句  新任の駐在美男秋麗        田村昌恵

       5点句  満ち足りた猫の背伸びや秋の昼   鈴木總 

         廃屋の庭よりほのか金木犀     上野なをひろ

          トス上げて空の高きにおどろきぬ  高吉よしえ

          台風に沖の膨らむ相模灘      福田くにもと

      4点句  炉畳に夕影淡し吾亦紅       吉崎明光

      3点句  明けやらぬ台風の夜や乱歩読む   吉崎明光

          敬老日濃いめに淹れる茶の丸み   山田伸子

           鷹渡る伊良湖岬の空高く      浜崎かづき

                                                               (北村拓水記)

posted by 鎌倉稲門会 at 21:10| Comment(0) | ◇俳句の会
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