2020年05月18日

第35回「りんどう句会」(ネット句会)報告

第35回「りんどう句会」(ネット句会)報告

20204月⒉7日(月)投句、同54日(月)選句締め切り)

 今回も第35回句会としてメール(一部、郵便とfax)利用による句会を実施しました。前回に続き、15名全員に各々3句ずつ出句いただきました。

当月の兼題は北村拓水さん出題の「春惜しむ」。過ぎゆく春への思いをひとしお感じさせる、やや主情的な季語のため詠み方が難しく、下記高得点句一覧を見ても佳句が少なかったように思われます。

なお、次回もネット句会を開催します。525日(月)締め切りで、兼題は鈴木聰さん出題の「風薫る」。兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。新規入会あるいは見学希望の方は、玉縄事務所あてメールでお問い合わせください。

   (今月の高得点句:3点以上、原句のまま。氏名は俳号)

    8点句 丘の上たんぽぽの先相模湾      鈴木 聰

    6点句 寡黙なる日や大根の花明り      小川 求  

    5点句 しやりしやりと包丁を研ぎ春惜しむ  小川 求

       4点句 今頃は奈良にいたはず八重桜     田村昌恵

    校庭に愛でる人無く桜散る      北村拓水

        水切りし石つと沈む春の海      前川たく

        門口に忌中とありて白木蓮      吉崎明光      

       桜蘂ふる堪忍の家居かな       小川 求

       をさな児のあやふき一歩青き踏む   浜崎かづき

       人気なき街縦横に燕飛ぶ       高吉よしえ

        3点句 水面染む桜蘂降る源氏池         福田くにもと

       江の島を抱いて光る春の海      手島廉雲

       惜春や老舗「辨松」閉店す      前川たく

       人気なき伊豆の山葵田春清水     上野なをひろ

      

                                   (吉崎明光記)

posted by 鎌倉稲門会 at 19:03| Comment(0) | ◇俳句の会
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