2019年06月01日

第24回「りんどう句会」開催報告

<第24回「りんどう句会」報告(2019527日(月)開催)>


5月の兼題は山田伸子さん出題の「万緑」。夏の生命力が溢れた見渡す限りの緑・・。

中村草田男が「万緑の中や吾子の歯生え初むる」から一般的に使用されるようになった

季語です。

今回は新入会員1名を加えて、出句数は、(参加者12名+欠席投句1名)×3句の合計36句で、多くの佳句が寄せられました。下記に高得点句を紹介します(3点以上、一部添削後。氏名は俳号)。

 次回は624日(月)の開催(13時〜16時、鎌倉稲門会玉縄事務所)。兼題は明光出題の「夏至」。出句は兼題1句と当季雑詠2句の合計3句。

 句会終了後、暑気払いを兼ねて、発会2周年記念の食事会を行います。


       6点:木漏れ日の揺らぐ水面やみずすまし  福田くにもと

  6点:球を追ふ子の声変りして立夏     吉崎明光  

    4点:万緑のかなたへ消えて寺の鐘     山田伸子

     4点:きらきらと実朝の海夏燕       小川求     

     4点:デコイチの汽笛一声麦の秋      浜崎かづき

     4点:藁燻す父の背(そびら)や初鰹    北村拓水

      3点:羅やひいき力士の髷の撥ね      小川求

    3点:葛切りのこくりと過ぐる白き喉    鈴木金平

    3点:夏燕あつというまの恋でした     鈴木金平

         3点:緑陰や都会の中の喫茶店        戸谷昇子

        

                                (吉崎明光記)

posted by 鎌倉稲門会 at 18:32| Comment(0) | ◇俳句の会
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