2023年02月18日

2023年「新春のつどい」のご報告

2023年「新春のつどい」のご報告

ここ2年ほどコロナ禍により、鎌倉稲門会の新年会は開けずにいました。

今年は鎌倉芸術館の集会室で、210日(日)に61名の参加で開催しました。

芸術館の指導に沿って、飲食を伴う場合は参加者を定員の半分にすること、お料理は必

一人づつになっていることを守り、ワインを提供くださった鎌田守彦幹事の、「今回は、ワインを中心にスマートな会にしよう!」をモットーに2時からの会にしました。

 入室は1時からでしたので、事前に細かく打ち合わせをして約30分でテーブルを並べテーブルクロスを広げて、テーブルセッティングもして、そして演台などの用意もするというとても慌ただしい準備でしたが、「早稲田」の力を合わせて、見事に準備できたと思います。

 小林敏二副会長・幹事長の司会で、兵藤芳朗会長の挨拶、そして落合理史相談役の乾杯で、3年ぶりの新年会は、晴れやかに始まりました。

   司会.jpeg 会長挨拶.jpeg ←写真はすべてクリックすると拡大します。
  司会 小林副会長・幹事長   兵藤会長 挨拶

お料理は、会員の島津克代子さんご紹介の北鎌倉たからの庭のスエ亭が今回のワインの会に合わせて作ってくれた特別メニューのお弁当、そしてお箸は中国文化勉強会のメンバーがみんなで折ったお箸袋という手作り感いっぱいの和やかな歓談タイムでした。

 IMG_0995.jpg 仕出しの料理

 しばらく歓談のあと、司会が深澤隆史副幹事長に交代し、山田章博副会長から今後の会の予定と同好会の予定などの報告がありました。

 今後の予定・山田副会長.JPG  歓談風景2.jpeg  歓談風景3.jpeg  歓談風景.jpeg

 今後の予定 山田副会長      歓談風景

そして、中国文化勉強会のメンバーが中国語で、又見炊煙(里の秋)、昂首向前走(上を向いて歩こう)、夜来香(イエライシャン)の3曲を披露して、中国語は身につかないけど、楽しく同好会活動をしている成果を発表しました。

 中国文化勉強会.JPG 中国文化勉強会の合唱

そして、正木裕二幹事のとても軽妙な司会で、恒例のはずれなし大福引会で盛り上がりました。

 福引・早稲田さん.JPG 福引1.jpeg 福引2.jpeg

  空くじなしの大福引会

最後は、早稲田の会はやっぱりこれ!ということで、今年は久しぶりに校歌を3番まで歌い、正木幹事のエールで2023年「新春の集い」をしめくくり、前田陽子副会長の閉会の言葉で楽しく散会しました。

校歌合唱.jpeg  閉会挨拶.jpeg

  校歌斉唱も3年ぶり      閉会挨拶 前田副会長

そのあとは、1時間で片づけて原状復帰をいうことで、みんなでまた力を合わせての

片づけでしたが、幹事だけでなく参加してくださった会員も快くお手伝いくださって、とても気持ちのよい会だったと思います。

 また、会計担当としては、皆様のたくさんの物品の寄付と、惜しみない労力の提供で、すこし利益が出たこと、そして、個人的にはピアノを弾かせていただけたこともあって、とても楽しい会だったと思いました。

ただ、コロナのこともあって、ドアを締め切りにできずに、私達のにぎやかさで他の利用者の方にご迷惑をかけてしまったようで、これは、今後しっかり反省して気を付けていかねばと思っております。

  集合写真.JPG 参加者61名

                  (文:江副路子、 写真:小林敏二・藤林明)



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posted by 鎌倉稲門会 at 23:15| Comment(0) | ○ 事務局から

2023年02月06日

第68回「りんどう句会」報告

第68回「りんどう句会」報告

(2023年1月30日(月)鎌倉芸術館にて開催)

第68回句会は久々に13名の全会員出席で一人3句ずつ全39句の出句でした。また、今回は安藤宗幸さんの見学参加があり、選句に参加していただきました。当月の兼題は高吉よしえさん出題の冬の季語「日脚伸ぶ」です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

今回の最高点は、田村昌恵さんの句「初釜や母の晴れ着に祖母の帯」で8点を獲得しました。季語の「初釜」をはじめ「母の晴れ着」「祖母の帯」が、いかにもお正月らしさを感じさせる句だという選評を多く集めました。

山田伸子の7点句「年賀状去年の問ひの答へ来ぬ」は毎年の年賀状のやり取りによくある風景をうまく句にしているという選評を得ました。 

今回は兼題の句の他に、「初釜」「年賀状」「七草」「賀状」「初景色」など新年の季語(傍題)による句が多く寄せられ、1月にふさわしい句会でした。

また、最近の句会の新しい傾向として、4点句の「五十年ぶり」の句や3点句の「恋猫」の句のように、背後に気になるドラマが感じられる句が選評会を賑わしています。  

次回は2月27日、兼題は田村昌恵さん出題の「春光」です。兼題1句と当季雑詠2句をご用意ください。

 当句会への新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務局あてメールでお問い合わせください。


【今月の高得点句一部修正、同点句は兼題優先)氏名は俳号

(8点句)  初釜や母の晴れ着に祖母の帯        田村昌恵

(7点句)  年賀状去年の問ひの答へ来ぬ        山田伸子

5点句)   七草を空で言ひ終へ粥を食む        石川一洋

(4点句)  日脚伸ぶまだボール蹴る子等の声      高吉よしえ

       日脚伸ぶ背の赤子の大あくび        浜崎かづき

        片肌を脱いで杜氏の寒造          浜崎かづき

 五十年ぶり旧姓の賀状来る         吉崎明光

(3点句)  恋猫の寡婦の敷居を危ふくす        鈴木金平

 故郷の汁(つゆ)味の濃き晦蕎麦       福田くにもと

 モノクロの旅路に冬の瀑布かな       山田伸子

 托鉢の僧の低唱冬日影           田村昌恵

                              

(山田伸子記)


posted by 鎌倉稲門会 at 20:41| Comment(0) | ◇俳句の会